雨の日が何日も続くと、部屋の中がなんとなく臭うことがありますよね。
「掃除をしているのに、部屋がカビ臭い気がする」
「部屋干しをすると、家全体が生乾き臭くなる」
「どこから臭っているのかわからない」
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
長雨で部屋が臭くなる主な原因は、室内の湿度が高くなり、カビや雑菌が増えやすくなることです。
さらに、部屋干しの洗濯物や濡れた靴、排水口、エアコン、生ゴミなど、さまざまな場所が臭いの発生源になることもあります。
消臭スプレーを使ってもすぐに臭いが戻ってしまう場合は、臭いの原因そのものが残っているのかもしれません。
この記事では、長雨で部屋が臭くなる原因や、臭いがする場所の見つけ方、今すぐできる対処法をやさしく解説します。
掃除が苦手な方でも取り入れやすい方法を紹介しますので、できることから少しずつ試してみてくださいね。
長雨で部屋が臭い主な原因
長雨の時期は、窓を開ける機会が減り、室内に湿気や臭いがこもりやすくなります。
部屋の臭いが気になるときは、まずどこから臭いが発生しているのかを確認することが大切です。
ここでは、長雨の時期に多い臭いの原因を見ていきましょう。
湿度が高くなりカビや雑菌が増えている
長雨で部屋が臭くなる大きな原因のひとつが、室内の湿度です。
雨の日が続くと、外の空気だけでなく、部屋の中の空気にも多くの水分が含まれます。
さらに、洗濯物を部屋干ししたり、お風呂や料理で水蒸気が発生したりすると、室内の湿度はさらに上がりやすくなります。
湿度が高い状態が続くと、カビや雑菌が増えやすくなり、次のような臭いが発生することがあります。
- カビのような臭い
- 土やほこりのような臭い
- 酸っぱいような臭い
- 湿った布のような臭い
カビは浴室や窓まわりだけでなく、家具の裏、壁際、押し入れ、クローゼットなど、空気が動きにくい場所にも発生します。
目に見えるカビがなくても、家具の裏や壁紙の内側で発生していることもあるため注意が必要です。
部屋干しの洗濯物から生乾き臭が出ている
雨が続くと、洗濯物を室内に干すことが増えますよね。
部屋干しの洗濯物が乾くまでに時間がかかると、衣類に残った雑菌が増え、生乾き臭が発生しやすくなります。
特に臭いが出やすいのは、次のような洗濯物です。
- バスタオル
- 厚手のタオル
- パーカー
- デニム
- 靴下
- 脇や首元に汗が残りやすい衣類
洗濯物から出た湿気によって、部屋全体の湿度が上がり、生乾き臭がカーテンやソファに移ることもあります。
洗濯物自体が臭うだけでなく、部屋全体がなんとなく臭く感じる場合もあるのです。
濡れた靴や傘を玄関に置いたままにしている
雨の日に使った傘や靴を、濡れたまま玄関に置いていませんか。
玄関はもともと空気がこもりやすく、日光も入りにくい場所です。
そこに濡れた靴や傘、レインコートなどを置くと、湿度がさらに高くなります。
靴の中には、汗や皮脂、ほこりなどが残っています。
そこに雨の水分が加わると雑菌が増え、酸っぱい臭いや蒸れたような臭いが発生しやすくなります。
玄関を開けたときに臭いが強い場合は、靴箱の中や濡れた靴を確認してみましょう。
布団やカーペットに湿気がたまっている
寝ている間、人は汗をかきます。
晴れた日であれば布団を干して湿気を逃がせますが、長雨が続くと、布団の中に湿気がたまりやすくなります。
特に、布団を床に敷いたままにしている場合は、床と布団の間に湿気がこもり、カビや雑菌の原因になることがあります。
また、カーペットやラグも湿気を吸収しやすいものです。
飲み物をこぼした場所や、素足でよく歩く場所、家具の下などは、皮脂汚れや湿気がたまり、臭いが出やすくなります。
寝室や床付近から臭いを感じるときは、布団やカーペットも確認してみてください。
エアコン内部にカビや汚れがたまっている
エアコンをつけた瞬間に、カビ臭さやほこりっぽい臭いを感じる場合は、エアコン内部が原因かもしれません。
エアコンは室内の空気を吸い込み、冷やしたり除湿したりしてから部屋へ戻しています。
そのため、内部にはほこりや湿気がたまりやすく、カビが発生することがあります。
特に、しばらく使っていなかったエアコンを久しぶりにつけたときや、冷房・除湿運転の開始直後に臭う場合は注意が必要です。
フィルターだけでなく、吹き出し口や内部に汚れがたまっている可能性もあります。
キッチン・洗面所・浴室の排水口が臭っている
部屋全体に下水のような臭いや、生ゴミのような臭いが広がっている場合は、排水口が原因の可能性があります。
キッチンの排水口には、油汚れや食べ物のかすがたまりやすくなります。
洗面所や浴室には、髪の毛、皮脂、せっけんかすなどがたまり、ぬめりや臭いの原因になります。
長雨の時期は窓を閉めることが多いため、水回りの臭いが部屋まで広がりやすくなります。
あまり使っていない排水口では、排水トラップの水が少なくなり、下水の臭いが上がってくることもあります。
生ゴミやゴミ箱から臭いが出ている
湿度と気温が高い時期は、生ゴミが傷みやすくなります。
生ゴミをゴミ袋に入れていても、水分が多いままだと雑菌が増え、強い臭いが発生することがあります。
また、ゴミ袋を交換しても臭いが残る場合は、ゴミ箱の底やふたの裏に汚れが付着しているかもしれません。
キッチンの三角コーナーや排水口のゴミ受けも、臭いが発生しやすい場所です。
ゴミを捨てるだけではなく、容器そのものを洗って乾かすことも大切です。
部屋のどこが臭い?原因を見つけるチェック方法
部屋全体が臭うように感じても、実際には特定の場所から臭いが広がっていることがあります。
消臭剤を置く前に、臭いの発生源を探してみましょう。
部屋を閉め切ったあとに場所ごとの臭いを確認する
臭いの原因を探すときは、一度部屋を閉め切り、少し時間を置いてから確認するとわかりやすくなります。
次のような順番で、場所ごとに臭いを確認してみましょう。
- 玄関
- リビング
- 寝室
- クローゼット
- キッチン
- 洗面所
- 浴室
- トイレ
臭いの強い場所が見つかったら、その周辺に濡れたものや汚れ、カビ、排水口がないかを確認します。
部屋全体を一度に掃除するよりも、原因となっている場所を絞り込んだほうが、効率よく対処できます。
壁際・家具の裏・クローゼットを確認する
壁際や家具の裏は、空気が流れにくく、湿気がたまりやすい場所です。
タンスやベッド、ソファを壁にぴったり付けている場合は、少し動かして裏側を確認してみましょう。
次のような変化がないかチェックします。
- 壁紙に黒や緑の点がある
- 壁紙が変色している
- 壁や床が湿っている
- 家具の裏がカビ臭い
- 収納している衣類やバッグが湿っぽい
クローゼットや押し入れは、扉を閉めたままにしていると湿気がこもります。
衣類を詰め込みすぎている場合も空気が動きにくくなるため、少し隙間を作ると安心です。
エアコンをつけた直後の臭いを確認する
普段は臭わないのに、エアコンをつけたときだけ臭いが強くなる場合は、エアコンが原因の可能性があります。
運転を始めた直後に、吹き出し口の近くで臭いを確認してみましょう。
カビ臭さや酸っぱい臭いがする場合は、まずフィルターの汚れを確認します。
吹き出し口に黒い点や汚れが見える場合は、内部にもカビが発生している可能性があります。
無理に奥まで掃除しようとすると故障や水漏れにつながることがあるため、手の届かない部分は専門業者に相談したほうが安心です。
床や布製品に近づいて確認する
カーテン、ソファ、布団、クッション、カーペットなどの布製品は、部屋の湿気や臭いを吸収しやすいものです。
見た目がきれいでも、湿気や皮脂汚れによって臭っていることがあります。
床や布製品に少し近づき、どこから臭いが強く感じられるか確認してみましょう。
特に、窓際のカーテン、ソファの座面、布団の裏側、カーペットの下は要チェックです。
長雨で部屋が臭いときの対処法
臭いの原因がわかったら、換気、除湿、掃除を組み合わせて対処しましょう。
消臭スプレーだけで臭いを隠すのではなく、湿気や汚れを取り除くことが大切です。
雨が弱い時間に短時間だけ換気する
雨の日でも、雨が弱く、室内へ吹き込まない時間であれば、短時間の換気を行っても大丈夫です。
窓を長時間開ける必要はありません。
5分から10分程度を目安に、2か所の窓やドアを開けて空気の通り道を作りましょう。
窓が1か所しかない場合は、窓を開けた状態で換気扇を回すと、空気が動きやすくなります。
ただし、雨風が強い日や、外の湿気が非常に多い日は、無理に窓を開ける必要はありません。
その場合は、換気扇や除湿機、エアコンを使いましょう。
換気扇とサーキュレーターを組み合わせる
窓を開けにくい日は、キッチンや浴室の換気扇を活用します。
ただ換気扇を回すだけでも空気は動きますが、サーキュレーターや扇風機を組み合わせると、部屋の湿った空気を効率よく排出できます。
サーキュレーターは、換気扇がある方向へ向けて風を送るのがおすすめです。
家具の裏やクローゼットなど、空気がこもりやすい場所に風を当てるのもよいでしょう。
押し入れやクローゼットの扉を開けた状態で風を送ると、内部の湿気を逃がしやすくなります。
除湿機やエアコンの除湿機能を使う
外の湿度が高い日は、窓を開けても室内の湿気が減りにくいことがあります。
そのような日は、除湿機やエアコンの除湿機能を使うのがおすすめです。
特に、部屋干しをしている部屋や寝室、クローゼットの近くは、湿度が上がりやすくなります。
湿度計を見ながら、室内がジメジメしていると感じたら早めに除湿しましょう。
除湿機を使う場合は、部屋のドアや窓を閉めると、効率よく湿気を取り除きやすくなります。
水タンクが満杯になると運転が止まる機種もあるため、こまめに確認してくださいね。
部屋干しの洗濯物を早く乾かす
生乾き臭を防ぐためには、洗濯物をできるだけ早く乾かすことが大切です。
洗濯物同士の間隔が狭いと風が通らず、乾くまでに時間がかかります。
こぶし1個分ほどの間隔を空け、厚手の衣類と薄手の衣類を交互に干すと、空気が通りやすくなります。
長い衣類を外側、短い衣類を内側に干す、アーチ状の干し方もおすすめです。
扇風機やサーキュレーターの風は、洗濯物の下の部分に当てると乾きやすくなります。
除湿機やエアコンと一緒に使うと、さらに乾燥時間を短くできます。
濡れた靴や傘を乾かす
濡れた傘は、玄関に閉じたまま置かず、可能であれば水気を切ってから乾かしましょう。
室内で傘を開く場合は、床が濡れないようにタオルや受け皿を敷いてください。
濡れた靴は、靴箱へすぐにしまわないことが大切です。
中敷きを外せる靴は外し、風通しのよい場所で乾かします。
靴の中に丸めた新聞紙を入れると水分を吸収しやすくなりますが、濡れた新聞紙を入れたままにすると逆効果です。
湿ったら新しいものに交換しましょう。
排水口とゴミ箱を掃除する
排水口が臭う場合は、まずゴミ受けにたまった髪の毛や食べ物のかすを取り除きます。
ふたやゴミ受け、外せる部品は、台所用洗剤や浴室用洗剤を使って洗いましょう。
掃除方法は場所や素材によって異なるため、使用する洗剤の注意書きを確認してください。
異なる種類の洗剤を混ぜると危険な場合があります。
特に塩素系の洗剤と酸性タイプの洗剤は、絶対に混ぜないようにしましょう。
ゴミ箱は、中身を捨てたあとに内側やふたの裏を拭き、しっかり乾かします。
生ゴミは水分をよく切り、小さな袋に入れて口を閉じてからゴミ箱へ入れると、臭いを抑えやすくなります。
布団・カーペット・カーテンの湿気を逃がす
布団を外に干せない日は、室内で湿気を逃がしましょう。
起きた直後に布団をすぐたたむと、寝ている間の湿気がこもってしまいます。
掛け布団をめくり、しばらく風を通してから収納するのがおすすめです。
敷布団は椅子や布団干しにかけ、裏側にも風を当てましょう。
カーペットやラグは、可能であれば端をめくり、床との間に風を通します。
洗濯できるカーテンやカバー類は、洗濯表示を確認したうえで洗うと、染み込んだ臭いを取り除きやすくなります。
臭いの原因別に行いたい対策
部屋の臭いは、原因によって対処方法が異なります。
臭いの特徴を確認し、原因に合った方法で対処しましょう。
カビ臭い場合
土や古い押し入れのような臭いがする場合は、カビが発生している可能性があります。
まずは、窓まわり、壁際、家具の裏、クローゼット、布団の裏などを確認しましょう。
小さな範囲のカビであれば、素材に合った方法で掃除できます。
ただし、壁紙や木材、布製品などは、間違った方法で掃除すると変色や傷みの原因になることがあります。
目立たない場所で試してから行うと安心です。
カビが広範囲に広がっている場合や、壁紙の内側まで入り込んでいるように見える場合は、無理に自分で取り除こうとせず、専門業者への相談も検討しましょう。
生乾き臭がする場合
洗濯物から雑巾のような臭いや酸っぱい臭いがする場合は、雑菌が増えている可能性があります。
一度臭いがついた衣類は、乾かし直すだけでは改善しないことがあります。
洗濯表示を確認し、衣類に使用できる酸素系漂白剤などを使って洗い直しましょう。
高温に弱い衣類もあるため、熱湯をかけたり、高温で乾燥させたりする前には必ず洗濯表示を確認してください。
洗濯槽が汚れていると、洗濯物に臭いが移ることもあります。
洗濯物を洗い直しても生乾き臭が続く場合は、洗濯槽の掃除も行ってみましょう。
下水のような臭いがする場合
下水のような臭いがするときは、排水口や排水管を確認します。
排水口のゴミ受けや部品を掃除しても臭いが消えない場合は、排水トラップの水不足や排水管のつまりなどが考えられます。
しばらく使っていない洗面台や排水口がある場合は、少し水を流してみましょう。
それでも臭いが続く場合は、自分では見えない排水管や設備に問題がある可能性があります。
賃貸住宅では管理会社や大家さんへ相談し、持ち家では水道業者への相談を検討しましょう。
エアコンをつけると臭う場合
エアコンをつけたときだけ臭う場合は、まずフィルターを確認します。
取扱説明書を確認しながらフィルターを外し、ほこりを取り除きましょう。
水洗いできるフィルターは、しっかり乾かしてから戻すことが大切です。
濡れたまま取り付けると、カビや臭いの原因になります。
吹き出し口に汚れが見えても、無理にエアコンの奥まで掃除するのは避けましょう。
市販の洗浄スプレーも、機種によっては故障や水漏れにつながることがあります。
取扱説明書を確認し、自分で掃除できない部分はエアコンクリーニング業者への依頼を検討してください。
消臭スプレーだけでは臭いが消えない理由
部屋が臭うと、すぐに消臭スプレーを使いたくなりますよね。
しかし、消臭スプレーだけでは、臭いが繰り返し発生することがあります。
臭いの発生源が残っているから
消臭スプレーは、臭いを一時的に感じにくくするためには便利です。
しかし、濡れた洗濯物、カビ、排水口の汚れ、生ゴミなどが残っていると、しばらくして再び臭いが発生します。
たとえば、カビ臭い部屋に消臭スプレーを使っても、壁や家具の裏にカビが残っていれば、根本的な解決にはなりません。
まずは臭いの原因を探し、掃除や乾燥、除湿を行いましょう。
そのうえで消臭剤を補助的に使うと、部屋を快適に保ちやすくなります。
香りが混ざって不快に感じることがあるから
強い香りの芳香剤や消臭スプレーを使うと、カビ臭や生乾き臭と香りが混ざることがあります。
香りでごまかそうとすると、かえって部屋の臭いが強く感じられることもあります。
まずは換気や除湿を行い、臭いの発生源を掃除しましょう。
香りを使う場合は、原因を取り除いたあとに、好みに合った弱めの香りを選ぶと安心です。
長雨でも部屋を臭わせないための予防方法
長雨の時期は、臭いが発生してから対処するよりも、湿気をためない習慣を作ることが大切です。
毎日すべてを行う必要はありません。
できることから少しずつ取り入れてみましょう。
湿度計を置いて室内の状態を確認する
部屋の湿度は、体感だけでは正確にわからないことがあります。
ジメジメしていると感じなくても、家具の裏やクローゼットの中は湿度が高くなっているかもしれません。
湿度計を置いておくと、除湿機やエアコンを使うタイミングがわかりやすくなります。
リビングだけでなく、寝室やクローゼット、部屋干しをする場所にも置くと便利です。
湿度が高い状態が続いているときは、換気や除湿を早めに行いましょう。
家具を壁から少し離して置く
家具を壁にぴったり付けると、壁と家具の間に空気が流れにくくなります。
湿気がたまり、カビや臭いが発生する原因になることがあります。
タンス、ベッド、ソファ、本棚などは、可能であれば壁から少し離して設置しましょう。
数センチ程度の隙間でも、空気の通り道を作りやすくなります。
定期的にサーキュレーターの風を当てるのもおすすめです。
クローゼットや靴箱を定期的に開ける
クローゼットや靴箱は、扉を閉めたままにすると湿気がこもります。
換気扇や除湿機を使っている時間に扉を開け、内部の空気を入れ替えましょう。
衣類や靴を詰め込みすぎると空気が通らないため、少し隙間を作ることも大切です。
除湿剤を置いている場合は、水がたまっていないか定期的に確認してください。
濡れた靴や衣類は、乾いてから収納しましょう。
洗濯物をため込みすぎない
洗濯物を一度に大量に部屋干しすると、室内の湿度が急に上がります。
干す場所が狭くなり、洗濯物同士の間隔も取りにくくなるため、乾燥時間が長くなります。
雨が続く時期は、洗濯物をため込みすぎず、少量ずつ洗うのがおすすめです。
タオルや下着など、毎日使うものから優先的に洗うとよいでしょう。
乾燥機や浴室乾燥機を使える場合は、厚手の衣類や乾きにくいものに活用すると、部屋の湿気を増やしにくくなります。
濡れたものを室内に放置しない
長雨の時期は、傘、靴、バッグ、レインコート、タオルなど、濡れたものが増えます。
濡れたまま玄関や部屋に置いておくと、室内の湿度が上がり、雑菌や臭いが発生しやすくなります。
帰宅したら、傘は水気を切り、靴やレインコートは風通しのよい場所で乾かしましょう。
バッグが濡れた場合は、中身を出して形を整え、乾いたタオルで水分を拭き取ります。
小さな習慣ですが、濡れたものを放置しないだけでも、部屋の臭いを予防しやすくなります。
部屋の臭いを放置するとどうなる?
部屋の臭いは、慣れてしまうと気づきにくくなることがあります。
しかし、臭いが続いている場合は、湿気やカビ、汚れが残っている可能性があります。
カビが広がる可能性がある
カビ臭さを感じる場合は、見えない場所でカビが増えていることがあります。
そのままにすると、壁、家具、衣類、布団などへ広がる可能性があります。
特に、家具の裏や押し入れの奥は、カビに気づきにくい場所です。
定期的に確認し、湿気がこもらないように風を通しましょう。
衣類や家具に臭いが移ることがある
部屋にこもった臭いは、カーテン、ソファ、クッション、衣類、布団などの布製品に移ることがあります。
一度臭いが染み込むと、換気だけでは消えにくくなる場合があります。
臭いが気になり始めたら、早めに原因を確認し、布製品も乾燥や洗濯を行いましょう。
体調に違和感がある場合は無理をしない
カビやほこりが多い部屋では、人によっては咳、鼻水、目のかゆみなどの違和感が出ることがあります。
部屋にいるときだけ体調が悪くなる場合は、まず換気を行い、その場所から離れましょう。
症状が続いたり、強くなったりする場合は、自己判断だけで済ませず、医療機関へ相談してください。
掃除しても部屋の臭いが消えないときは?
換気や除湿、掃除をしても臭いが消えない場合は、自分では見えない場所に原因がある可能性があります。
無理に自分だけで解決しようとせず、必要に応じて管理会社や専門業者へ相談しましょう。
見えない場所にカビがないか確認する
カビは、壁紙の裏、床下、天井裏、エアコン内部、家具の裏など、見えにくい場所にも発生します。
壁紙が浮いている、変色している、触ると湿っている場合は、内部に湿気がたまっている可能性があります。
雨の日だけ特定の壁が湿る場合は、雨漏りや外壁からの水分が関係していることもあります。
目に見える範囲だけを掃除しても臭いが続く場合は、建物側の問題も考えてみましょう。
賃貸住宅では管理会社に相談する
賃貸住宅で雨漏り、結露、排水設備の不具合などが疑われる場合は、早めに管理会社や大家さんへ相談しましょう。
相談するときは、次のような情報を伝えると状況を理解してもらいやすくなります。
- 臭いがする場所
- 臭いに気づいた時期
- 雨の日だけ臭うか
- エアコンや排水口を使ったときに臭うか
- カビや水滴、変色があるか
- 自分で行った掃除や対策
カビや水漏れが見える場合は、写真を撮っておくのもおすすめです。
専門業者への依頼を検討する
広範囲のカビや強い下水臭、エアコン内部の汚れなどは、自分で完全に取り除くのが難しい場合があります。
原因に合わせて、次のような専門業者への相談を検討しましょう。
- カビ除去業者
- ハウスクリーニング業者
- エアコンクリーニング業者
- 水道修理業者
- 排水管清掃業者
料金だけで決めず、作業内容や追加費用、保証の有無などを事前に確認すると安心です。
長雨で部屋が臭いときによくある質問
雨の日でも窓を開けて換気していいですか?
雨が弱く、室内に雨が吹き込まない時間であれば、短時間の換気は可能です。
2か所の窓やドアを開け、5分から10分程度を目安に空気を入れ替えましょう。
ただし、雨風が強い日や外の湿度が高い日は、窓を開けるとかえって室内の湿気が増えることがあります。
その場合は、換気扇、除湿機、エアコンの除湿機能を使うのがおすすめです。
部屋の臭いは除湿するだけで消えますか?
湿気が主な原因であれば、除湿することで臭いが軽くなることがあります。
しかし、カビ、排水口の汚れ、生乾きの洗濯物、生ゴミなど、臭いの発生源が残っている場合は、除湿だけでは完全に消えません。
除湿と一緒に、掃除や洗濯、乾燥を行うことが大切です。
部屋干しの臭いを早く消す方法はありますか?
洗濯物に生乾き臭がついている場合は、干し直すだけでは臭いが消えないことがあります。
洗濯表示を確認し、使用できる酸素系漂白剤などを使って洗い直しましょう。
洗い直したあとは、洗濯物同士の間隔を空け、扇風機やサーキュレーターの風を当てて早く乾かします。
除湿機やエアコンを一緒に使うと、さらに乾きやすくなります。
カビ臭い部屋で寝ても大丈夫ですか?
強いカビ臭がする場合は、そのままにせず、早めに原因を確認することが大切です。
まずは換気と除湿を行い、布団や壁、家具の裏などにカビがないか確認しましょう。
部屋にいると咳、鼻水、目のかゆみなどの違和感が出る場合は、その部屋で過ごす時間を減らしてください。
症状が続く場合は、医療機関へ相談しましょう。
消臭剤はどこに置くと効果的ですか?
消臭剤は、玄関、靴箱、クローゼット、ゴミ箱の近くなど、臭いがこもりやすい場所に置くと使いやすいです。
ただし、消臭剤は臭いの原因を取り除くものではありません。
まず換気、除湿、掃除を行い、そのうえで補助的に使いましょう。
掃除しても下水のような臭いが消えないのはなぜですか?
排水口を掃除しても臭いが消えない場合は、排水トラップの水不足や排水管のつまり、設備の不具合などが考えられます。
しばらく使っていない排水口には、まず水を流してみましょう。
それでも臭いが続く場合は、賃貸住宅なら管理会社や大家さん、持ち家なら水道業者へ相談してください。
まとめ|長雨の部屋の臭いは原因を見つけて湿気から対策しよう
長雨で部屋が臭くなる主な原因は、室内の湿度が高くなり、カビや雑菌が増えやすくなることです。
部屋干しの洗濯物、濡れた靴や傘、布団、カーペット、エアコン、排水口、生ゴミなどが、臭いの発生源になることもあります。
部屋の臭いが気になるときは、まず臭いが強い場所を探してみましょう。
原因がわかったら、換気、除湿、掃除、乾燥を組み合わせて対処します。
消臭スプレーや芳香剤だけで臭いを隠すのではなく、臭いの発生源を取り除くことが大切です。
長雨の時期は、すべてを完璧に行おうとすると疲れてしまいます。
まずは、濡れたものを乾かす、換気扇を回す、洗濯物に風を当てるなど、できることから始めてみてくださいね。
掃除や除湿をしても臭いが消えない場合は、雨漏りや排水設備、エアコン内部などに原因がある可能性もあります。
無理に自分だけで解決しようとせず、管理会社や専門業者へ相談しましょう。
